再生可能多糖類植物由来プラスチックによる
資源循環社会共創拠点

拠点ビジョン(未来のありたい社会像)の内容

多糖類農業廃棄物を資源と捉え、再生可能なバイオプラスチック製品を適切な量だけ生産、使用後に回収して再生することで無駄なく使い続ける、バイオプラスチック循環プラットフォームを構築します。そして、大量生産・大量廃棄の無い、価値観のイノベーションによる明るい未来社会を実現します。

拠点ビジョン実現の為のアプローチ

多糖類農作物を持続的に生産可能な技術を社会実装します。バイオプラスチック生産、消費、リサイクルに関するサプライチェーンを構築し、絶対的デカップリングを達成します。化石資源に依存せず廃棄物の発生を抑制した、新たなバイオリファイナリー生産技術を確立します。そして、サーキュラーデザイン製品を生み出すサプライチェーンを循環させるため、インパクトファイナンスを実践する金融機関が協力します。消費者意識の形成を図り、サスティナブル消費を促進します。

拠点ビジョン実現に向けた拠点の強み

化学肥料を削減する技術、農地面積を拡大することなく農作物生産効率を向上する技術の開発につながる特許を登録しています。木材パルプに依存せず、廃糖蜜などを原料にして、セルロース合成微生物によりバクテリアセルロースナノファイバーを製造する特許を登録しています。イオン液体触媒を用いて、極めて短時間で、セルロースエステル樹脂を製造する技術を登録しています。拠点からでる多糖類素材は完全サーキュラーデザインに基づいており、材料の劣化後は酵素反応によりグルコースへ変換し、セルロース合成微生物の培養に使用可能です。素材の生分解性、海洋生分解性を高めて、藻場の再生など海の環境を改善します。


拠点ビジョン